「背負える道具箱」という発想。高所作業の安全性を高める電工用プラダンケース
知人の電気工事士の方から、「屋根に登って作業する際に、両手を空けた状態で道具を運びたい」という相談を受けました。ハシゴを登るときに道具を手で持つのは危険が伴います。
そこで、ギターケースをヒントに、リュックのように背負える道具ケースを製作しました。

素材は、軽量かつ耐久性に優れたプラスチックダンボール(プラダン)を使用。収納する機材のサイズに合わせて設計したオーダーメイド品です。

このケースの最大の特徴が、このショルダーストラップです。これを装着することで、ケースを背負いながら両手を自由に使えるため、安全にハシゴを昇降できます。

もちろん、地上での持ち運びを考慮し、通常の取っ手も取り付けています。

こちらが収納する機材です。

機材を実測し、ケース内でガタつかないよう、ぴったりと収まるサイズで設計しました。

内部には緩衝材を貼り、輸送中の衝撃から大切な機材を保護します。
このように、作業現場の具体的なニーズに応えることで、安全性と作業効率の向上に貢献できるケースを製作することが可能です。