事例7 ロードバイク輸送ケース 第二弾

前後のタイヤを外して収納するロードバイク輸送箱を製作いたしました。

タイヤケースの収納

輸送ケースの中にきれいに収まるよう、タイヤ専用ケース(上が後輪用、下が前輪用)を作成しました。
ブレーキディスク・ギヤはケースに接触しないよう設計されています。

タイヤケース全体

詳細1
詳細2
詳細3

キャスターと収納性

キャスターの取り付け

底には取り外し可能なキャスターを取り付け、移動をスムーズにしました。

キャスター

コンパクトに折りたたみ

使用しないときはコンパクトになります。ケースの側面はマジックテープで固定する仕様です。

折りたたみ
側面固定

各パーツの固定・緩衝材

ハンドル固定部分

緩衝材の上にハンドルを置く構造です。

ハンドル1
ハンドル2

サドル・フレーム保護

サドルが当たる箇所に緩衝材を貼り、フレームも専用の緩衝材とマジックテープでしっかりと固定します。

サドル
フレーム1
フレーム2

収納完了イメージ

全てのパーツを収納し、マジックテープでフレームを固定した状態です。

完了1
完了2
完了3
完了4

制作の背景:航空運賃の削減を目指して

ロードバイクを航空機輸送する場合、輸送箱のサイズにより運賃が大きく変わるようです。
第一弾の輸送ケースは、ロードバイクをそのまま収納する形状だったため、航空運賃がかなり嵩んでしまう課題がありました。

そこで今回の「第二弾」では、お客様より以下のご要望をいただきました。

  • タイヤを外し、タイヤ専用ケースを輸送ケース内側に収納できるようにする
  • 輸送ケース自体も使用しないときは、サイズをコンパクトにできるようにする

これらを実現するため、タイヤ専用ケースはギヤやブレーキディスクが干渉しないよう配慮し、運賃コストの削減と保管時の利便性を両立させた設計を行いました。